ボルドーは、ブルゴーニュと並ぶフランスワインの2大生産地のひとつ。そのボルドーで、1871年に創業したクレスマン社は、フランス屈指のワイン商。独占契約のシャトーワインをはじめグラン クリュのプリムールの買付けなど、上質なワインを取り扱い、ボルドーワインの世界トップシェアを誇っています。
ボルドーの地に脈々と受け継がれている伝統を今に伝え、情熱と丹精込めたワイン造りを行っているクレスマン社。ドゥルト、クレスマン、レ・シェリエ・ドゥ・マンレーズ、デロー、ガストンといった名門メゾンを所有しており、メゾンの醸造哲学やスタイル、ブレンド技術を表現した多彩なブランドは、優秀なワイン醸造家により厳選された、異なるボルドーのアペラシオンから造り出されています。
ブドウの栽培はボルドーの主要なアペラシオンを含む優良な70もの契約シャトーで行われており、その総面積は1,000ヘクタール以上にも及びます。ブレンド、ボトリング等は最新の生産設備を誇る自社の大規模セラーで行われており、1,200万本ものワインが最適な状態で保管できる倉庫も完備。良質な土壌を持つ、歴史あるシャトーの畑で栽培されたブドウと、安定した品質を約束する確かな技術。ワイン愛好家の期待を裏切らない味わいです。
現在、クレスマンはボルドー最大手のネゴシアンとして世界80カ国以上にワインを輸出。設立から130年以上を経て、ボルドーを代表するブランドとして世界中に届けられています。
数種類ブレンドすることによるワインの可能性を確信したオーナーが打ち立てたモノポールは、クレスマンを代表するワインです。赤は非常にエレガントで果実味とオーク樽とがバランスよく調和された、まさにクレスマンブランドの芸術品です。白は高品質なブドウを選別し、複雑なアロマをもつ魅力的なワインに仕上げられています。
ボルドー地方グラーヴ地区の格付シャトーであり、クレスマン社を代表するラトゥールマルティヤック。1871年、オーナーのエドワルドクレスマン氏がこのクリュに魅了され、ブドウ栽培や管理を強化しました。赤は熟した果物や甘草の香り、しなやかで絹のようなタンニンを感じられる偉大なワインです。
ティエノーグループの所有シャトー。白ワインは華やかなレモンやハチミツの香りを放ち、酸味と果実味のバランスがよく、上品でエレガント。赤ワインは魅力的な色調で非常にフルーティーさの中に、ほのかな樽の香りが特徴的で豊かなタンニンと程よい酸味を併せ持っています。